住吉大社 太鼓橋

南海電鉄住吉大社駅を出てすぐ東側にある住吉大社の正面に位置する反橋。住吉大社の「住吉松葉大記」には1606年に豊臣秀頼による社殿の大造営があったと記されている。この時に太鼓橋も架けられたとされる説が有力である。
太鼓橋は、長さ20m、幅5.8m、高さ4.4m、最大勾配48度。橋を支える柱や梁は石造りで、豊臣時代のままと言われている。
欄干や桁、床板は木製。江戸時代後期には「住吉反橋再興渡り初、歳久しく朽て、石の杭のみ残りて、名のみ成りしに再興あり」と「摂陽奇観」に記されており、維持ができず石の柱のみの時期があった。住吉は海の神様なので、船大工が橋の維持費を負担していたことが、欄干の擬宝珠に刻まれた銘文からわかっている。
太鼓橋の近くには、川端康成の文学碑があり、「反橋」より「反橋は上るよりもおりる方がこはいものです。私は母に抱かれておりました」と刻まれている。