河童橋

河童橋(かっぱばし)は、長野県松本市安曇上高地にある中部山岳国立公園内の梓川に架かる木製の吊橋。
全長37m、幅3.1m、長さ36.6mのカラマツ製の橋で、1891年に初代の橋が架けられた。橋は過去に4回架け替えられており、それぞれ1代目、2代目、3代目、4代目、5代目(現在)となっている。最初は林道用の橋であったが、大正12年に現在のような鉄線の吊り橋に架け替えられた。
橋から上流側に穂高連峰、下流側に焼岳を望むことができる。 河童橋
河童橋という名前の由来には諸説あり、
  •  昔ここに、河童が住みそうな深い淵があったため。 
  • まだ橋のなかった時代、衣類を頭に乗せて川を渡った人々が河童に似ていたから。
などがある。
1927年、芥川龍之介が小説『河童』の中で、上高地と河童橋を登場させたこと(および芥川が同年に自殺したこと)でより有名になった。